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当院のこだわり
風邪から生活習慣病まで、なぜこの治療が必要なのかをていねいに説明します
答えやすい質問で症状を把握し、ていねいな診療を心掛けます。生活習慣病は、治療の必要性や「10年後に見届けたいことは何か」などを話し、治療を続けていただけるように努めています。
診療のモットーについて
症状を説明していただきやすいように、細かく質問をしていきます
病気の症状など、患者さんからいただける情報は、診察する上でとても大切です。そのため、例えば「のどが痛い」とだけおっしゃる方には、せきや鼻水・痰が出るなどの症状があるのか、症状がある場合いつから出ているかなど、診療に必要な情報を一つひとつ質問し、分かる範囲で答えていただきます。また、気になることがある場合は、遠慮なく話していただくようにしています。そして、実は、「痛い」だけでなく、「痛くない」を確認していくことも重要です。そのため、できる限り詳しく伺うことを大事に診察しています。
生活の中で注意してほしいこと、処方するお薬、必要な検査、検査結果によっては専門的な医療機関への紹介、今後の治療や見通し。そういったことを、患者さんが自宅に帰ってから、家族の方にすらすらと説明できるくらい理解してもらうことを願って、分かりやすく説明することを心掛けています。
初診の糖尿病の方には食生活に対する質問もあり、病気によっては診察に時間が掛かりますが、質問と説明はていねいに行うことがモットーです。
生活習慣病の診療について
病気を放置せず、健康な人と変わらない生活を営んでもらうことが目標です
75歳以上の後期高齢者が増えるとともに、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病に悩む患者さんが増えると考え、生活習慣病の治療に力を入れています。症状がないからと放置することで合併症を発症する可能性があります。糖尿病には糖尿病網膜症による失明や糖尿病性腎症による人工透析。高血圧症には脳出血や脳梗塞。そういった合併症のリスクがあるのです。
合併症を発症してしまうと、楽しく過ごす時間だけではなく、仕事や日常生活も一変することがあります。そうなることを予防することで、健康な人と変わらない生活を営んでもらいたいと思っています。
糖尿病の治療の進め方
ご自身の病気を理解し、治療の必要性を納得していただいてから治療を進めます
糖尿病の治療では、患者さんの食生活しっかりと伺って、改善するためのアドバイスを行います。また、運動の必要性も説明し、取り組んでいただけるようにしています。しかし、仕事が忙しいなどの理由で生活習慣を改善することが難しい方もいらっしゃるので、一人ひとりに合わせて治療の内容を決めていきます。
糖尿病は低血糖の状態にならないことが大切です。そのため、患者さんの状態によっては、お薬をきちんと飲むことが大事になります。生活習慣の見直しが難しく、お薬で血糖をコントロールしていく場合や、検査の結果で薬を増やす必要があるときなどは、どうしてこの薬を飲む必要があるのかを説明し、納得いただいた上で服用していただきます。治療に対する選択の決定権は患者さんが持っています。ですから、ご自身の状態を理解し、納得していただくことが、前向きに治療を進めるために大切なことだと考えています。
治療のモチベーションを維持してもらう工夫 10年後に見たいことを話していただき、実現できるようにお手伝いします
生活習慣の改善やお薬を飲む必要性を説明していても、症状がないから困らない、仕事が忙しくて通院できないという理由で、通院を中断される方もいらっしゃいます。
治療へのモチベーションをなんとか維持していただきたい、という思いから私がお聞きしているのは、「10年後に見届けたいことはあるか」ということ。例えば「孫が成長するのを見守りたい」なども頑張る理由になりますし、治療を続ける心の支えになると思います。「全部頑張ることは難しくても、半分くらいは頑張ろう」と思えるきっかけにしていただければと思い、話をさせていただきます。
胃の内視鏡検査について
自身の体験を忘れず、患者さんが感じる負担を理解して検査を進めます
私自身、嘔吐反射が強く、オエオエ言いながら涙を流して内視鏡検査を受けています。ですから、苦しいとおっしゃる方の気持ちが理解できますし、少しでも苦しくないような検査の提供を目指しています。そのため、細いカメラで検査できる機器を導入し、できる限りやさしい内視鏡操作を心掛けております。
口からだとオエッとなってしまう、鼻から挿入すると痛くて気持ち悪いというように、負担に感じることは一人ひとり違います。当院では内視鏡検査の前に、鼻から(経鼻)か口から(経口)かをお尋ねし、ご希望に添って検査を進めます。
病院へのご紹介について
一方的に「この病院に行ってください」ではなく、提案の上、希望を伺って紹介します
検査の結果、さらに詳しい検査や専門的な治療・入院が必要な場合は、対応できる医療機関を速やかに紹介します。その際は、「必要だからここに行ってください」と一方的に押しつけるのではなく、「他の病気で通院している病院はありますか」、「この2つの病院が良いと考えていますが、どちらが良いですか?」と、患者さんの希望を伺った上で紹介しています。
また、その病院は必要とする治療に力を入れているか、この時間帯にこの検査をしてくれるかなども加味するほか、以前受診したことがあるか、ということも考慮して、アドバイスさせていただきます。